食育サポーター8名が参加して、ブラックタイガーや一色産うなぎなどでお世話になっている丸千水産さんで、魚介商品について学ばせていただきました。今回うかがったのは豊川の工場で、ここでは原料加工を済ませた食材の商品化を行なっています。
はじめに会議室で会社概要や商品の大まかな特徴を教えていただき、見学用の服を着て、作業場の様子を見せていただきました。この工場はHACCP(食品安全性確保のための管理方式)を導入し、安全な商品作りに取り組んでいます。髪の毛一本も作業場に落とさないようにするために、厳重な服装になりました。
・袋詰め作業は身が壊れないように手作業で行なわれており、商品の良さが確認できました。
・シーフードミックスがエビ・イカ・ホタテが誰でも均等に当たるように計量してみえるのに感動しました。
会議室に戻り、エビやうなぎだけでなく、三河湾で獲れたニギスやノドクロも試食させていただきました。ニギスはフライで骨ごと食べられますが、ノドクロの煮付けは骨を取り除きながら食べます。骨を取り除きながら魚を食べるのは当たり前のことですが、いつの間にか「骨取り」商品が普通になってきて少し面倒な感じです。丸千水産の飯尾さんは「骨がついていた方が味が出て、煮付けは美味しいですよ」とおっしゃっていました。
・子どもたちはえび(ブラックタイガー)を食べると「おいしい」と笑顔になります。その食べ物の養殖は環境問題にもなっています。丸千水産さんはそれを解決するために森づくりで努力されていました。
・三河湾(地元)の魚の商品作りを聞きました。この「地産地消」の取組みを伝えていきたい。
食育サポーター会は子どもたちに食の大切さを知ってもらいたいと活動しています。今後の食育教室や子どもクッキングの場などで、今回の見学で学んだ魚介のおいしさや大切さなどを伝えていきます。