生協は組合員の出資金をもとに事業を運営しています。
商品をお届けしたり、店舗、施設などのために活用されています。
1口1,000円以上の出資金が必要です。
ご都合で生協をおやめになる場合、出資金は全額お返しします。
脱退手続きについては、担当者または最寄の宅配事業所・店舗までご連絡ください。
申請の受付日が12月20日までか、12月21日以降かで出資金をお返しする時期が図のように1年異なります。
事業剰余の配分方法として、出資高に応じた配当があります。配分方法は年度の総代会で決められます。
出資金を増やすことを「増資」と呼びます。これからも安心して商品やサービスを利用するために増資を呼びかけています。
「積み立て増資」は、計画をたてていただき、金融機関口座から自動的に引き落とす方法です。
増資の手続きが便利にできます。ぜひご利用ください。
止むを得ないご事情で出資金の一部の返還を希望される場合は、担当者または最寄の宅配事業所、店舗までご連絡ください。
※出資額が1,000円未満の場合、減資することはできません。
毎年10月1日から12月20日までを申請受付期間として、翌年4月に出資金を返還させて頂きます。
生協に加入するとき、出資金を出したけど、そのお金はどんなふうに使われているの?「私(組合員)」と「生協」のかかわりも知りたいわ。
みんなの協力で作られている生協は、組合員さんがみんなで出資し、利用し、自分たちの手で運営する組織です。
1800年代初頭のイギリス。労働者は低賃金に苦しみ、わらくずを混ぜたパンや量目をごまかした商品を、不当な価格で売りつけられていました。
安心して暮らせるように自分たちで商品を仕入れて販売しよう!と、労働者たちの一部が知恵を出し合いました。
28人の労働者が週2ペンスの積み立てを1年続け、自分たちの店をつくりました。役割を決め、それぞれが運営にも携わり、店の商品を利用しました。
品数もわずかなお店でしたが、安心して商品を買うことができるようになりました。これが、出資・運営・利用する人が完全に一致する、現在の生協の基礎となりました。
資金 | 生協 事業の元手になるお金は組合員みんなで出し合う(人に限定) |
株式会社 株主が出し合った資金を元手に事業を行う(人に限らず、法人も可) |
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出資者の主たる目的 | 生協 組合員さんのよりよいくらし |
株式会社 配当金、株の値上がり |
組織面での特徴 | 生協 利用者と出資者は同じ(人の結合体) |
株式会社 利用者と出資者は同じでない(資本の結合体) |
運営面での特徴 | 生協 一人一票の議決権事業や商品への意見、要望を出し合ったり、学習会や様々な活動を通して、組合員みんなが運営に参加 |
株式会社 一株一票の議決権株主は、日常運営に通常参加しない |
財務面での特徴 | 生協 利用するのも組合員さん、剰余金(利益)は組合員さんの出資配当金や利用に応じた割戻金、願いを実現するための活動や事業に活用 |
株式会社 利用するのは消費者ですが、利益は会社や株主のもの |
今も昔も様々な願いを叶えるために、出資金を払って生協に加入しています。
おいしい食品を買いたい
ヘルパーさんをお願いしたい
共済に入りたい
チケットを買いたい
友達をつくりたい
思いを共有できる仲間が欲しい
買い物を楽にしたい
事業の大きな方針や計画の決定には、組合員さんの中から選出した「総代」が参加します。毎日の運営にも組合員さんの声が活かされています。
生協は売るための組織ではなく、皆が買うための組織です。