飛騨の「みちのく結心会」の五十嵐さんに講師をお願いして、総代会議の午後企画として防災学習会を行ないました。五十嵐さんは東日本大震災を福島で体験されました。実際に地震に遭われたときの様子や、その後の避難生活、高山に移住されてから今日までの活動などのお話がありました。
被災された経験からのお話は、とても説得力があります。「被災直後の避難所は万全でないこと」「備蓄品不足」「情報不足」などの対策がとても重要であることが伝わってきます。
五十嵐さんが用意されている備蓄品も教えていただきました。それらは必要な時にすぐに持ち出せるように、スーツケースの中に準備されていました。
実際に体験されたからこそ必要だと思われる備蓄品、家族それぞれにとって必要なもの、普段から備えておくべき事柄、家族の集合場所などがチェックリストで紹介されました。私自身、水の要らないシャンプーが必要だとは思っていなかったし、飴やガムの用意も考えてもいませんでした。ただ、この学習をきっかけに車のガソリンの残量が半分を下回ったら満タンにすることは実践しています。チェックリストは添付のPDFをご覧ください。
備えよう わが家の防災<参加された方の感想>
・実際の体験のお話から、普段の自分のくらしに落としてじっくり考えることができました。防災グッズは家族構成によって変える必要があることに気づきました。早速今日から始めます。
・「避難所へ行けば何とかなる」のではないですね。自分で、家族も自分で備えておくことが必要ですね。
・五十嵐さんのお話が聞けてよかったです。すごく元気があって、バイタリティーを感じました。
五十嵐さんも、まさかあんな震災に遭うとは思ってもみなかったとおっしゃっていました。ご自身で体験されたからこそ、一人でも多くみんなに伝えたい。そんな思いで、各地で震災と防災のお話をされています。
東日本大震災以後も熊本や北海道で大きな地震がありました。日頃から家族で「防災」について話題にしていきたいですね。