中津川市のシデコブシ自生地の「岩屋堂の群生地」にて
「シデコブシは一万年前の氷河期に南下してきたコブシが起源」「日本固有の種で、中津川市が自生の北限」「人の影響で湧水湿地が少なくなり、シデコブシの稚樹もほとんど見られない。100年後には見られなくなるかも」
えこちゃんくらぶの6名で、シデコブシと環境の大切さを学びました。
初めにコープぎふ恵那店の多目的室で、中津川シデコブシの会の伊藤さんから「シデコブシとはどんな植物か」「シデコブシが生育する環境」「絶滅の可能性」などについてお話を聞きました。自生地のシデコブシはまだ花が咲いていないとのことで、ご自宅から蕾のついた枝を持ってきていただけました。
伊藤さんのご自宅のシデコブシ
草花のしおりつくりも体験しました
お昼頃にシデコブシの自生地のひとつ「岩屋堂の群生地」へ行きました。ここのシデコブシは、県指定の天然記念物とされています。お昼には気温が上がったことで、いくつかの花が咲き私たちを迎えてくれました。
青空に可憐な花が・・・、とってもステキです
朝は咲いていなかったとのことですが、一分咲きに。感動しました。
中津川市岩屋堂の群生地
シデコブシの自生林の中の木道を歩きました
<参加された方の感想>
・シデコブシは氷河期に生まれ日本固有の植物で100年後に消滅してしまうかもしれない。そして、生育地が中津川市に多くあると知り驚きました。少子高齢化社会のようなシデコブシと湧水湿地を保全するために、多く人が環境整備をしてみえることが分かりました。
今日は可愛い花や湿地を見たり、お話しを聞いたりして、生き物のつながりを強く感じ、湧水湿地についてもう少し知りたいと思いました。
・初めて木や花を見ました。ピンク、白でかわいい花でした。
人の手で自生地が減り、また人の手で守らなくてはならないという矛盾した現状はかなしいですね😔自然と繋がっている私たちのくらしはやっぱり環境に関心を持っていきたいなと思いました。
・シデコブシが希少な植物であること、温暖化によって生育環境が変わりつつあること、種から芽が出てもほかの樹に遮られてしまう…実際に印のつけられた所にらしきものは見られるけれど、というものもありました。実際にシデコブシを観て、話を聞いて保全活動の大切さをより多くの方たちに知ってもらいたいと思いました。