この度、揖斐川町が子育てサポート事業のひとつとして行う「いびがわ育みサポートおむつ宅配事業」を受託することになりました。
コープぎふの職員が育み支援員として、乳幼児を養育しているご家庭におむつ等のベビー用品のお届けを兼ねた見守り活動を行います。この事業は、養育者の精神的かつ経済的負担の軽減を図るとともに、安心して子どもを育むことができる環境づくりを目的として揖斐川町が実施しています。
育み支援員は、生後3か月頃と7か月頃、11か月頃の3回ベビー用品のお届けを行い、その際に養育状況の把握や子育てに関する不安・心配事をお聴きします。
7月31日(木)揖斐川町役場1階町民ホールで出発式が行われました。
出発式では、岡部栄一町長より「おむつ宅配を通して経済的な支援だけでなく、子育てを頑張るお母さん、お父さんの悩みや困りごとをコープぎふさんの育み支援員に聞き取ってもらい、助言やアドバイスなど直接寄り添うサポートを行うことを目的としています。少しでもこの事業が子育てを頑張っているご家庭のサポートとなることを期待します」とあいさつをいただきました。
揖斐川町議会の大西恵子議長からは、「この取り組みはベビー用品のお届けのみならず、子育て世帯の相談や母子ともども両面からご支援する事業となります。この事業の充実が揖斐川町の発展にもつながると思って、議会でも大変期待しています」とあいさつをいただきました。
コープぎふ多村常務理事からは「今回の事業を一緒に取り組めることは、私たちコープぎふの喜びであり誇りであります。これまでコープぎふが培ってきた宅配事業と地域の見守りの知識、経験を活かして、揖斐川町で子育てをされている皆さまへの支援ができるよう、組織を上げて全力で取り組んでいきます」とあいさつしました。
育み支援員としてベビー用品をお届けする大瀧琴葉さんからは、「私自身2人の子どもを育てています。子どもたちのおかげで充実した毎日を過ごすと同時に、悩みごともあります。特に一人目のときは、夜泣きする子どもをあやしながら『これがいつまで続くんだろう』『今日はこの子としか接していない』と孤独、孤立を感じることもありました。多かれ少なかれ、私と同じように孤独を感じるお母さんたちもいらっしゃると思います。私が訪問することで孤立感が少しでもやわらぎ、『一人じゃない』『支えてくれる場所がある』ということを伝えていければと思います。精一杯頑張ります」とあいさつされました。
式のあとテープカットが行われ、その後揖斐川町とコープぎふのキャラクターをラッピングした専用車両「いびちゃいるど号」で、大瀧さんがはじめてのおむつ宅配に向かいました。
1件目のお宅では、「母乳を飲まなくなっちゃって…」と言うお母さんに、大瀧さんが「ミルクは飲まれますか?体重とか気になることはありますか?」と質問。健康上は問題ないという回答に安心した笑顔を見せていました。「誰か近くに相談できる人や助けてくれる方はいますか?」と会話を続け、お困りごとや心配事がないか聴き取りを行いました。
2件目のお宅でもベビー用品をお渡ししながら不安なことがないか、実際にお子さんの様子を確認しながら会話をし、次回のお届けの確認を行いました。
これからもコープぎふは子育て世帯の皆さんのくらしを応援し続け、誰一人とり残さず、ずっとそばで、笑顔で寄り添える事業や活動を目指します。