11月9日(土)に、不二羽島文化センター(羽島市)でおとなの健康大学セミナーを開催し、164名の方にご参加いただきました!講師には、おくむらメモリークリニック(岐南町)理事長の奥村歩先生をお招きし、「30代からの『もの忘れ』~スマホ認知症の正体~」というテーマで講演をしていただきました。
「最近もの忘れが激しい」「得意なことがうまくできなくなった気がする」「病院に行った方が良いのか」などの不安や焦燥感などの精神的負荷により、不眠であったり体調の不調などを引き起こし、それらが脳にも影響を与えることを教えていただきました。またそれは働き盛りの30・40代が感じることが多いのだそう。認知症が発見される経緯から、最近の研究結果や効果的な薬についてなど教えていただきました。
講演終了後の質疑応答では、さまざまな質問にお答えいただきました。
「認知症に効く食べ物はありますか?」という質問には、「残念ながら『これを食べると認知症に効く!』なんて食材はありません。逆に、体の健康と同じで偏った食事を摂る方がよくないので、バランスよく何でも食べることが大事。あと、誰かと楽しく食事をするということも大切です」と教えていただきました。
ほかにも認知症にかかわる質問だけでなく、「子どものスマホゲームについて、悪影響はありませんか?」という質問には、「適度なゲームはストレス解消にも良いし、楽しむことは大事です。ただスマホは依存しやすい物質をたくさん発する機械なので、使用時間を決める、寝る前は触らないなどの条件をつけることが大切です」と回答されました。
講演に参加された方からは、「とても気になっていたテーマだったので今回参加できてよかったです」「ストレスが結果的に脳に影響を与えるなんて怖いですね。ストレスなく過ごしたいです」「また奥村先生の講演を聞きたいです」などの声をいただきました。
また会場の外では健康にかかわる体験ブースを設置し、多くの方にご参加いただきました。
岐阜保健所にご協力いただき、食品サンプルを使って自分の食事の栄養バランスを測定する食育SATシステムを設置し、またコープぎふからは野菜の摂取量がわかるベジチェックや共済・夕食宅配のお知らせブースを設置しました。
コープぎふおとなの健康大学は、運動、食生活、生活習慣の面で大人の健康づくりを応援する取り組みをおこなっています。
これからも行政や他団体と協力、連携して、だれもがいつまでも健康でイキイキと暮らせることを目指します。
12月22日(日)には「YOGAでこころも体もしなやかに~誰でも気軽にできるヨガ体験~」というテーマで、ヨガの世界大会にも出場し、2011年には日本人初のワールドチャンピオンにも輝いた三和由香利さんにヨガを教えていただきます。ぜひご参加ください!