おばあちゃん88歳!
背中は小さく丸くなり、歩くのもままならなくなりました。認知機能の衰えもあり、行った所、言ったこと、固有名詞も忘れてしまう。
感情の起伏が激しく、怒ることや寂しがること、涙を流すことが多くなり、楽しむことや喜ぶこと、興味を持つことは顕著に減っています。
そんな、おばあちゃんの笑顔が見たいと思い、千葉県在住の妹家族や私の娘家族と会わせて、総勢14人の旅行を企画しました。
おばあちゃんの記憶に少しでも残るように、14人が一堂に宿泊できることを第一条件として、河口湖のコテージを借りました。
リビングにおばあちゃんの子供(私と妹)、その子供たち(孫)夫婦やひ孫たちが集まる光景は、賑やかを通りすぎて喧しい!
そして、バーベキューやスイカ割りでの笑い声、「山梨フルーツ公園」での水遊びなど、いつもの単調な日常とは違う明るさに、おばあちゃんの興奮も感じられました。
しかし、やがて、おばあちゃんの頭の中の消しゴムが、この楽しさを消してしまうだろう。
寂しい‼少しでも覚えていてもらいたい!
そんな思いをこめて、コテージのリビングにて、見え隠れする富士山をバックに、おばあちゃん中心の家族写真をカシャカシャと連写しました♡
コロナ禍の中、想い出作りのチャレンジができたことが、本当に有り難く思えた三日間でした。