日常生活がリハビリと捉え、利用者と介護職員がトイレ、食卓、浴室などでの日々の介助の中で、在宅生活を基本とした生活動作の維持・向上を目指します。このケアを主軸とした介護では、1から10までのケアを実践していくことで、利用者本人の活動性の向上から家族や地域の人々との関わりまでトータルケアへとつなげていきます。
窓を開けたり、換気扇を回したり空気を入れ替えることで、新型コロナウイルスなどの感染症対策にもつながります。
換気は、季節を感じて心身ともに気持ちよくなりますよ。
椅子やベットの高さを身体にあった高さに調整することで、正しく座ることができます。体幹に力が入るので、安定した姿勢になります。足の拘縮(こうしゅく)を作らない、寝たきりなどにならないようにします。
トイレで排泄することは、人間の尊厳の基本と考えます。自分で排泄することは自立につながり、自信が持てます。また介護をする方にも、気兼ねがなくなるため、心も体もスッキリします。
食事がおいしく食べられような環境づくり、あたたかいものを提供します。健康維持のためには、食事はとても重要なことです。楽しく食事ができればこころもおなかもほっこりしますね。
入浴時間を楽しみながら、安全に入ることができるような方法を考えます。
家庭での入浴は、身体を清潔に保つだけでなく、何より「はぁ~」と、ゆったりした気分になり、リラックスができますよ。
安心感を持っていただけるよう目線を合わせ、じっくり会話する機会を作ります。
人との関わりを持つことは大切なことです。いっしょに楽しくおしゃべりをして過ごすことで、“にっこり”笑顔もたくさん増えますよ。
慣れ親しんだ地域の中で、人とのつながりを作ることは心が豊かになります。ご近所さん、お友だちとおしゃべりすることで、これまでの生活リズムも維持ができようにします。
自分らしく、生きがいを持って暮すために、趣味を持ち続けられること、好きなことに夢中になれる機会や、居場所づくりに取り組みます。
介護を受けるご本人様の情報を共有します。ご本人やそのご家族の思いや希望に寄り添ったプランを作ります。職員はチームでサポートをします。
人生の最期まで、自分らしく、おだやかに過ごせるような環境・雰囲気をつくります。ご本人や、その家族の心身の支えになります。