11月14日(木)、可児市の中恵土地区センターで「浜の母さん 学習・料理交流会」を開催しました。野付漁協4名、北海道漁連2名のみなさんと、組合員さん14名、コープぎふ役職員7名の総勢27名が参加し、野付産の鮭やほたてを使った料理交流とコープの森づくりを学習しました。
野付半島は、潮流が非常に早く鮭やほたて貝などを美味しく成長させるプランクトンやミネラルが豊富で良好な漁場です。しかし、乱獲や環境変化の影響で水産資源の枯渇が進んでいることから「護りと協同」の思想で資源管理型漁業に取り組まれています。
野付漁協の代表商品は、野付産秋鮭切身や野付産いくら醤油漬け、野付産ほたて貝柱などがあります。海産物は“鮮度が命”ということで、漁港のすぐ近くに加工場があるため、鮮度が落ちないうちに加工して新鮮な状態で組合員さんのもとへお届けしています。
北海道漁連の方からはコープの森づくりについてお話いただきました。「森と川と海はひとつ」をスローガンに、海産物を生み出す豊かな海を守るため植樹などの森づくり活動が行なわれています。コープぎふは、岐阜地区市民生協時代の1985年から「野付秋鮭」の扱いを開始し、東海コープグループとして2010年から「東海コープの森づくり 植樹」に参加しています。ここ数年で鮭の漁獲量が減少傾向にあることも教えていただき、自然を守る大切さを学びました。
後半は、野付産の鮭やホタテなどを使って料理交流を行いました。今回のメニューは、ほたてご飯、鮭の親子丼、鮭のあら汁、ミニちゃんちゃん焼き、ほたてフライ、ほたてのお刺身、北海しまえび(試食)です。浜の母さん達に「ちゃんちゃん焼きはアルミホイルと使うと簡単よ。アルミホイルにバターを塗って鮭、好きな野菜、味噌をかけて包んで、水を張ったフライパンで蒸し焼きにするのがおすすめ!」「ほたてのお刺身は、半解凍状態で縦にケーキカットのように切ると歯ごたえを感じられるよ」など、たくさん教えていただきました。
できあがった料理をいただきながら、産地の様子や苦労、北海道ならではの過ごし方など生産者さんの想いをお聞きしました。これからも組合員さん、生産者さんと一緒に森・川・海を守る活動に取り組みます。
<参加した組合員さんの感想>
・北海道の味が身近に感じられました。美味しいご飯にほたてのお刺身、えびの食べ方も教えていただき楽しい時間を過ごしました。
・普段チラシで見ている商品ができあがるまでの背景や美味しい食べ方が分かり、わが家の食卓に並べてみようと思いました。商品を注文して産地を応援します!
・生産者の方と交流する機会がなかなか無いので、いろいろなお話を聞けたり一緒に食事ができて本当に良かったです。今後の商品選びの参考にしたいと思います。