最近のメディアからは、地球温暖化という言葉が多く聞かれます。環境懇談会では環境に関する専門家の小林由紀子さんにお願いして、この先気候はどうなっていくのか?環境はどう変化していくのか?私たちはどう対応したらよいのか?などを学びました。参加者は25名です。
小林由紀子さんはe-plus生涯学習研究所の代表理事をされており、県内の小中学校で子どもたちに「環境」についての学びの場を作っておられます。また、コープぎふでも毎年恒例の「川の生き物調べ」などでご指導いただいています。小林さんからは、「2100年未来の天気予報と今年の気候」「地球温暖化への適応策」「家庭における省エネ、節電」「SDGs(持続可能な開発目標)との関係」などのお話をお聞きしました。
「このまま温暖化が進めば、2100年には日本でも最高気温40℃を越える日が非常に多くなる」「現在様々な対策を講じても、この先数十年は温暖化が止まらない。温暖化への緩和策とともに暮らしていくための適応策が大切」」「SDGs(持続可能な開発目標)の中の「13.気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」に関する項目の説明」などのお話に、参加された皆さんは真剣にメモを取っていました。
講演では気候変動、温暖化、異常気象、温室効果ガス、エネルギー資源、省エネ、節水、リオ宣言、パリ協定、SDGs、IPCC、惑星限界、暮らし方、健康・・・・、いろんな言葉がキーワードとして出てきました。学ぶべきことは非常に多いです。
しかし大切なのは、「私」の今の行動が「未来の子どもたち」にどんな影響を及ぼすかを意識し続けることです。リオでの地球環境サミットで、少女の(伝説の)スピーチがありました。私たちに、未来のためにしっかり行動するように訴えています。
<参加された方の感想>
・地球レベルではこの気候変動に対して元に戻すことはできない。ということは、この変動に私たちが合わせていくことを考えていかなければいけないんだと思いました。一人一人でできることを広げていけるように、意識を高めていけたらと思いました。これから環境を考えていくことは、本当に大切であり大変だと思いました。
・参考になったこと・・・もう温暖化防止ではない→適応策・緩和策。考え方を変える。行動を変える。2100年の天気予報はショウゲキ的でした。わかっていたことではありますが、最近の気象を考えると切実な問題だと思いました。SDGsの言葉自体は聞きなれないものですが、自分たちのくらし(方)1つ1つを当てはめてみると、身近なことだと思いました。「商品のフォロワーになる」ことで、生かしていきたいと思います。環境問題と災害は密接な関係があると改めて思いました。我が身を守るためにも、防災・減災・環境保全、くらし方の見直しはとても大切だと思いました。