今年も、アライダシ原生林エコトレッキングツアーを開催。NPO法人福寿の里自然倶楽部の皆さんのご協力で、楽しく森林浴&散策をしました。今回は、平出恭二さんと大島徳雄さんにガイドいただきながら、原生林を歩き、ぶなの巨木や根上がりの木、樹齢2500年の弁慶杉を見て、あらためて自然の偉大さを感じることができました。
木を触ってごらん。それぞれに、コルクみたいにふんわりしている木もあれば、堅くてひんやりしている木などがあるんだぁ。そんなひとつひとつが、とっても驚きです。
やや暑い日でしたが、木陰はとても涼しいです。小鳥たちも、素敵な泣き声を聞かせてくれます。
根上がりの木。それは自然の織り成す技です。古い木が朽ちて倒れたところの上に、根を張った新しい木が古木の養分を吸い取ります。地面でなく古い木の上に、根を張ると、太陽の光が当たりやすく、栄養や水分もとりやすいそうです。そして古い木はなくなっていきます。何百年何千年かして珍しい形の木が生まれています。倒木更新とも言われるそうですが、なかなかこんな木を見ることはありませんね。
また、ここでは、共生木が見ることができます。例えば、ミズナラとサワラなど、異なる樹木や根元が途中で一体になっている木をたくさん見ることができます。
アライダシ原生林のトレッキング後に、大船牧場の展望台、大船神社を参拝し、弁慶杉を見てきました。また、境内では、立川和四郎源重富の作といわれている岐阜県の有形文化財に指定されている彫刻を見せていただくことができました。また、飛行機のような葉っぱのラセンコウモリソウというとても珍しい草にも出会うことができました。
原生林を体感させていただく機会はなかなかないと思います。ぜひ、夏と春にも企画を予定しています。ぜひ、皆さんも参加してみませんか。