岐阜県広域防災センターの渡辺さんに協力いただいて、ソフトピアジャパンの会議室で「防災」について学びました。参加は10名。
渡辺さんからは、まず東日本大震災や熊本地震の現地の様子や東南海地震の発生の可能性、西濃地域の地盤の特性などのお話をうかがいました。
西濃地域の特性として、液状化のお話がありました。ペットボトルに入った水・砂・押しピンを使って、液状化を再現してみました。砂に潜り込ませたピンは、震動を与えると表面に浮き出てきます。また、トイレの重要性も教えていただきました。液状化で下水道が壊れると、何日もトイレが使えなくなります。簡易トイレやその代用品について学びました。
次に食料などの備蓄について学びました。実際に渡辺さんが備蓄に使っているリュック(その他スーツケースも)には、普段食べているものや嗜好品が、いざという時のためにビニール袋に小分けして収納されていました。
最後にダンボール箱でベッドを作ってみました。一つひとつは柔らかな材質ですが、組み合わせると大人2人が寝転んでも壊れない丈夫なベッドになりました。避難所などで冷たい床に座ったり寝たりするのはつらいですね。そんな時にこのベッドは役立ちます。
<参加された方の感想>
・何か起こると、ずっと気になりつつ、収まると忘れてしまいがちな防災への備えについて再確認できて良かったです。防災グッズは高くて備えにくいので、日常のものから利用のアイディアがいただけて助かります。
・他人事のように思っていた地震を身近に感じられて良かったです。リュックしか頭に無かったのですが、旅行用のバックはいいですね。トイレもバケツを利用できることも思いつかなかったです。その他たくさんの知恵を教えていただきありがとうございました。
・備蓄用の食品は水分が少ない。野菜ジュースやスイーツなどいつもの食品を備えることが大事。「入れたら出す」の出すほうのトイレが数日間使えないかも知れないなど知ることができ、驚きました。ダンボールベッドやスーツケースに一食ずつビニール袋に分けたものなど、なるほどと思いました。来て良かったです。