日程:2017年11月22日(水)
主催:平和懇談会
会場:コープぎふ大会議室
内容:一川哲史さんを囲んだピースカフェ…今回は「メディアと私たちのくらし」を考えてみました。
一川さんのプロフィール…「岐阜新聞社編集局論説委員長」「コープぎふ非常勤理事」 岐阜新聞ではコラムや社説を担当されています。
【一川さんから学んだこと】
・新聞の役割…情報を総合して何が起きているかを論評し、また社会に弊害があると判断した際は警告する役割があります。情報を読み取る力を「メディアリテラシー」と言いますが、読者にはこの「情報を読み取る力」が求められていると思います。そこで必要なのが、受け手が独自に判断ができるための多くの情報であり報道の多様性です。その情報が保障されている社会であることが重要です。
・近代の言論統制…明治時代は新聞紙法で新聞は閲覧を受け、軍や政府は記事の差し止め命令ができました。戦前…国家総動員法や国防保安法などで言論の自由に規制がかかりました。また政府には情報局が設けられ、陸軍省令により大本営発表を伝えるだけになりました。
・現在…特定秘密保護法、共謀罪は報道の自由を危うくさせていないか・・・という問題提起をいただきました。
【おしゃべりより】
・報道には絶対的な中立公正はないのだと思います。大切なのは、国民が判断できるための多くの情報が流れる社会だということが分かりました。
・インターネットは自分の手に入れたい情報はピンポイントで入手できますが、新聞はいろいろな情報が掲載されている雑多感がいいですね。
・新聞の記事について家族でも話題になり、話し合うきっかけになっています。
・最近広島への修学旅行が少ないと聞きます。事実を伝えるということは大切だと思います。
・最近特に若い人たちが新聞を取らないのは心配ですね。
■午後からは平和懇談会を開催しました。
・各地域で計画されている取り組みや企画の紹介、交流をしました。
・生協企画として8月以降に開催した「ピースアクションinヒロシマ」「こども平和ひろば」「コープフェスタin飛騨」の報告がされました。
・今後の平和懇談会の取り組み相談では、2月15日(水)にコープふくしまから岐阜にお越しいただき開催する「福島学習会」の案内がありました。3~4月には、外に出かける体験学習として自衛隊岐阜基地見学ができないか…と相談しました。
平和懇談会は、情報交換をしながら、地域の取り組みが豊かに広がっていくことをめざす「交流」の場です。関心のある方はどなたでも参加ができます。ぜひご参加ください。