海津市と養老町の境にある下池のビオトープで、生協組合員の親子53人が集まって「水田の生き物調べ」を行ないました。協力してくださったのは、下池地域農地・水・環境保全組合、東海タナゴ研究会、サトガワキカク、大学等の研究者の皆さんです。組合員は西濃地域だけでなく岐阜市や可児市からも参加がありました。
はじめに簡単な説明を聞き、一人ひとりがタモ網と生き物を入れる容器を持ってビオトープや水田魚道、用水路へ向かいました。
このビオトープには26年前に絶滅し2014年に24年ぶりに復活放流されたウシモツゴも生息しています。また、水田魚道では用水路と田んぼの役割のお話を聞き、事前に仕掛けたワナをあげてかかった生き物の話もお聞きしました。
捕まえた生き物はテントに運び小さな容器に移して、その生き物観察しました。
また、水田魚道と生き物を説明する紙芝居もあり、子どもたちは熱心に話を聞いていました。水田にはたくさんの種類の生き物がいること、外来種といわれる生き物のこと。この地域と他の数ヶ所しかいない希少な生き物のこと。それらの生き物を守るために水田や用水路の環境を整え、農薬を使わずにお米を栽培していることなど。実際に現地で聞くと、いろんなことが学べます。
生き物調べの後は地域のコミュニティーセンターへ移動し、スライドで詳しいお話を聞いた後に、ビオトープの隣の田んぼで採れたお米の試食をしました。
<参加された方の感想>
・きょうは、みずべで、おもしろいいきものをみられて、とてもたのしかったです。
・子供と一緒に魚をとることが楽しいと思えました。息子が魚が大好きなので、もっといろんなイベントにも参加したいです。
・知らない生き物の名前などを覚えれてよかった。とてもおもしろかった。
・とてもたくさんの、色々な種類の生き物があみに入ってきたので、びっくりしました。生き物と共生する米作りの努力をされていて、すばらしいと思いました。
・くわしく、たのしく、教えてくれる先生がたくさんいて、こども達も嬉しそうでした!(普段、親子でいきものさがしをしても、親はこんなにくわしく教えてあげられないので、貴重な体験でした)生き物いっぱい!!すぐつかまえるので、子ども大喜び!(地元こんなにいない)