日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞の受賞を
心よりお祝いを申し上げます
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞に際し、その地方組織として岐阜県で活動される岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)にお祝いのメッセージをお届けしました。
これまでコープぎふは岐朋会とともに、ぎふ折り鶴平和行進やハッピースカフェをはじめとしたさまざまな平和活動をすすめてきました。これからも核兵器のない世界の実現を目標に平和活動に取り組んでいきます。
この度の日本被団協のノーベル平和賞受賞、心よりお祝い申し上げます。
《お祝いのメッセージ本文》
この度の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞に際し、その地方組織として岐阜県で活動される岐朋会の皆様にお祝い申し上げます。
ノーベル賞委員会は、受賞の理由を「被団協は核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきた」また「核兵器の使用は道徳的に容認できないという国際規範の確立に多大な貢献をした」とされています。
今回の受賞は日本被団協と、岐朋会をはじめとした全国各地で活動されている皆様が、原爆の被害の実相を語り続けられ、核兵器の非人道性、核兵器廃絶、平和を訴え続けられた結果であり、これまでの弛まぬご努力に心からの敬意を表します。
現在、ウクライナやガザ、中東など平和とは程遠い危機的状況が続いており、核を巡る国際情勢は緊迫化しています。今回のノーベル平和賞の受賞が、そうした世界への警鐘となり、早期に平和な世界が実現することを期待いたします。
私たちコープぎふは、「台所から平和を!」をスローガンにコープぎふ平和憲章を掲げ、平和について学び、考え、共感を広げる取り組みをすすめています。
今回の受賞は私たちにとっても大きな喜びであり、これを機に被爆者運動の機運がますます高まることへの期待と、これからもご一緒に平和の取り組みを進めていただくことをお願いして、お祝いのメッセージをお贈りいたします。
2024年10月15日
生活協同組合コープぎふ
理事長 根崎周一
岐朋会(岐阜県原爆被爆者の会)事務局長 木戸季市さん
《木戸季市さんプロフィール》5歳のとき長崎で被爆。被爆者の思いや戦争の実相を後世に伝えるため、精力的に活動されています。日本原水爆被害者団体協議会の事務局長、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)の事務局長を務めてみえます。
コープぎふは、1951年の日本生協連の創立宣言「平和とよりよい生活のために」を大切に、「台所から平和を!」をスローガンにかかげ、平和の取り組みを継続しています。これからも平和にかかわる活動を皆様と一緒にすすめていきます。