脳がよろこぶ3つの『あ』とは、『あ』かるく♪ 『あ』たまを使って♪『あ』きらめない♪の頭文字です。認知症にならない、進行を遅らせることを目指すためにという方法をNPO法人だいじょうぶの理事長 田辺桜子(たなべようこ)さんと3名の講師の方々にお越しいただき、23名の参加者と学習会がすすめられました。
はじめに講師の田辺さんから、「認知症になると笑わなくなったり、指先の感覚がなくなったりしていろいろなことに時間がかかるようになりますが、家族(周りの人たち)は5分待ってあげてください!また、場所(環境)づくりをしてあげて『いいとこみつけ』をしてください!そして今日は楽しく笑って持ち帰ってください!とのお話がありました。その後、声を出しながら指を動かして数を数えたり、動揺をうたいながら隣の人とコミュニケーションをとることで初対面のみなさんもなごむことができました。
いくつか頭や体を動かしたあとは、お手玉を1個づつ持ち、手の中に入れて落とさないように腕を動かしたり、歌に合わせて隣の人にお手玉を渡すという動作を行ないました。歌のスピードを変えて何回も回して行なううちに、スムーズにいかず一人のところにお手玉が何個も溜まってしまうこともありました。しかしそのような時こそ、講師の田辺さんは、その人が心地よく感じる前向きな言葉をかけられました。すると、その言葉が魔法のようにみんなが笑顔になりました。
<参加者の感想より>
■認知症の方の接し方はとても参考になりました。できることを大切にできないことは無理せずにゆっくり接していきたいと思います。■子どもの頃を思い出し、とても楽しかったです。認知症の見方も変わりました。■とても楽しいひとときでした。歌で声を出すっていいですね!
■自然と笑顔いっぱいになっていました。認知症の母と車の中でやってみたいと同時に多くの地域で行なわれるといいなと思います。また、高齢になるとこんなことができなくなるのか・・・と再発見しました。■楽しく脳トレができました。しりとりはなかなか言葉が浮かんでこなく、でもみんなと一緒にできてよかったです。